「なんでっ...なんでっ...そんな目するの?そんなにあの人のこと好きなの?」
あぁ、口が止まらない。
もうダメだ。
「あの人って誰だよ」
翔琉は少し動揺してる。
誰かなんてわかってるくせに。
「...花菜って人」
私がそういうと翔琉の顔つきは一気に変わった。
「お前、なんでその名前知ってんの?來輝に聞いたわけ?勝手に探ってんじゃねーよ。」
そういって私の頬をビンタしようとしたけど寸前でやめた。
「翔琉がねご...「お前なんかいらない。姫でもなんでもねぇ..」
私が説明しようとしたら、そう、翔琉は言い放った。
「そ、そんな...」
「お前も所詮他のヤツらと同じだ」
そういうと一人で闇の中に消えていった。



