「翔琉っ!」
少し傷がついた頬を触る。
翔琉は切なそうに私を見てくる。
「...愛優、お前...美姫なのか?」
ギクッ
きっと軽蔑してる。
これでもう何もかもおしまいだ。
「そうだよ、隠しててごめん。もうおしまいだね、楽しかったよ」
そういうと翔琉は、私を抱き寄せた。
突然のことに驚く私。
「どうしたの...?」
「嬉しい反面自分が情けねぇ。愛優を守るったのに俺が守られてるし」
そう耳元で呟かれた。
「翔琉だから、翔琉だから守りたいって思ったの」
きっと翔琉じゃなかったら正体なんて表してなかったと思う。
それだけ翔琉は私の中で大きな存在になってたんだと思う。



