穂乃美さんには内緒だけど、
私は中学3年の時に無理矢理襲われた。
あの時の憎い記憶は今でも消えない。
私の体は汚れてる。
そう思うだけで死にたくなる。
「あんた、はやく二階行けば?」
母親の冷たい言葉。
いや、こんな奴母親でもない。
血のつながりもないのだから。
この家族に養子にもらわれた。
だから、私だけほんとの家族じゃない。
そこからはこんなひどい扱いしか受けてない。
そんな生活にも慣れた。
全員血なんか繋がってないのだから。
私が穂乃美さんの部屋の前を通った時
ガチャ
扉が開いた。
そこには会いたくない人がいた。
...あの男だ。



