それは、中学二年生の夏の始まりの出来事だった…
その日は席替え。
私的には、雅人と、ななみが近くにいれば良かったなーっ思って、緊張しながらなった席はそう、嶋くんの隣に…
間挟んでだけど…
私は席替えするまでは嶋くんと何も関わりがなくて、配りものをする時に喋るくらい。
嶋くんは、私がいつもペンとか落とすと優しくとってくれる。
笑顔が可愛くて、私と同じくらいの身長なのに、私とぜんぜん違う。肌は綺麗で、タラちゃんみたいで可愛い嶋くん…。
でも、可愛いだけじゃなくて何でも真剣に取り組む嶋くん…
そんないろんな嶋くんに私は釘付けになってしまった…。
嶋くんに話しかけられたり、嶋くんをいじったりしてだんだん私は好きが強くなっていった…。
そして最後の席替え。
私は嶋くんの正式な隣の席になった。
私はその時、涙が出るほど嬉しくて席替えをした日に泣いてしまった…。
そしてまた嶋くんと仲良く喋って楽しんでいた…だから、最後の日に告白をしたんだ…。
でも結果はふられてしまった…。
嶋くんには好きな人がいるんだ。
それは誰かなんて私にはよくわからない。
でも、嶋くんには幸せになって欲しいとは本気で思う。
だから、嶋くんが誰を好きになるなんて別に関係がない。
でも私は嶋くんが大好きなんだ。
言葉で表せないくらいに…。
だから、3年生なって嶋くんに振らなきゃ良かったって思われるような素敵な女になってみせるんだ…!!
