「おい、拓人(タクト)。あの男誰だ?」 「んー。あの男は大翔(ヒロキ)と同じクラスだと思いますよ?」 あんな地味男が2mもある門を軽々超えるのは どう考えても怪しい。 「拓人、あの男のこと調べとけ」 「なんや大翔、あんな地味男に興味あるんか?」 「いや、少し調べてみるだけだ」 とりあえず拓人のハッキング待ちだな。 「いくぞ」 俺達は、教室に向かって歩き出した。