また来た。

太いお客さん連れて。


だけどいつもとは
違う人たち。



私は初めて彼の隣について
といわれた。


なんか嬉しかった


彼と話してみたい
仲良くなりたい

そんな気持ちが
初めてあった時から高まっていた。






「失礼しまーす。
あずさんでーす。」


しかしその願いもあっけなく
消える





「ねぇ、君こっちおいでよ」






え、、、、





端に座っているドラえもん体型の
男に呼ばれた。




仕方なく隣の丸いイスに座る。




『はじめまして。あずでーす』



「あずね!ホントはさぁほかの席ついてる時からずっと気になっててそしたら俺の隣来てくれたから嬉しいよ。」


『そうだったんですかぁ!嬉しいなぁ♪』


内心クソと思うけど
嘘の言葉を重ねる





『てかなんか飲みなぁ。あ、シャンパン飲む?モエ白のもぉー。』






酔っ払うよね
モエシャンとか。
お酒弱いのに




なんとか会話も気合で
頑張ってた。




「てゆーかまじ可愛いよね。この後ホテル行かない?」











私は行ってしまった。

断れなかった。




はじめての枕営業。






「あ、月曜さ競馬行くんだけど来いよ!」


『行ってみたい競馬場!友達連れてっていいの??』


「もちろん!ゆうちゃんとなみもいるし!」


『誰それ?』


「今日いたごつい男の人とお前の隣にいた女」





ふむふむ
ゆうちゃんってゆうのか。
いつも太い客を
連れてきてくれる人は
ゆうちゃんらしい。


「なみはゆうちゃんのとこのキャストなんだけどさ俺あいつらできてると思うんだよね」



『え?そーなの??』


「感だけどよォ〜」