「平岡先輩のことに決まってるでしょ」 全く…と、呆れ気味な里緒ちゃん。 「どうって言われても…」 「何の進展もなし?」 「う、うん…」 最近は一緒に帰れてないし、 メールの返事だって素っ気ない。 素っ気ないのはいつもなんだけどね。 「はは〜ん…。さてはお主、喧嘩でもしたな?」 「え?!してないよ?」 嘘。 本当はした。 「嘘つくの下手すぎ」 そう言って里緒ちゃんは、くしゃっと笑った。