「夏希!おはよ!」



「おはよう。奈緒」



学校についたら、一目散に夏希のところまで行く。



夏希は、あたしの唯一の友達。



玲音の幼なじみってだけで、周りから遠巻きに見られるあたしは、高1のときは友達が誰1人いなかった。



でも、2年に上がったとき、あたしに声をかけてくれたのが夏希。



それから夏希はあたしの大切な友達。



「聞いてよー!玲音がね、朝から莉緒ちゃんの話ばっかりしてさ?!もうほんとにテンション下がった!」



「そうとは思えないテンションの高さだけどね」



「そりゃあ、夏希に会えましたから」



「毎日のように会ってるでしょ。…それより、今日もバイトだからね?」



「分かってるよ。あたしたち、ここ最近毎日のように入ってるよね。結構な額いってると思わない?」



「それは思う。このバイト楽しいしね」



「ね!はやく放課後ならないかな〜」