部活が終わった後、玄関にいく。

「ごめん、遅れた。」

玄関で待っていた翔に言う。

「大丈夫、行こう。」

.....一緒に帰るのはいつぶりだろう?

すごく...ドキドキする。

「....話って...なに?」

「あぁ、その事なんだけど.....」











「俺、麗奈と付き合うことになった。」









最高の笑顔で私に言う翔_____。





そっか。




やっぱり、嫌な予感は合ってた...。




「.....そっか.....。おめでとう...。」




ちがう、




こんなこと思ってない_____!!!




「ありがと。俺、頑張るわ。」




そんな笑顔、みせないでよ_____。




すごく胸が痛い。




こらえてた涙は溢れそうになって...。




「私、用事あるから。先帰るね....!!」




そう言って走り出す。




泣き顔なんて見られたくないよ...!!




なんで...?




いつかこうなるってわかってたのに...!!




なのになんで.....




「好き_____!!」




心の中で叫んだ言葉は
誰にも届くこともなく、消えていった。