城にはいるとそこには期待を裏切らない豪華な装飾がほどこされ。天井には巨大なシャンデリアが吊られていた。すると。
「おや?誰ですかその妙な格好をした女は。」
そこにはまるで絵に書いたような執事の格好をした人が立っていた。
すると騎士は腕を後ろに組みピシッとした姿勢で話し始めた
「はっ!!この者は東の街を怪しげに巡回していた様だったのでスパイの可能性があるとみて調べて報告する必要があると判断しました!」
「なっ……!!確かに貴方方からみると怪しいかもしれないけどスパイなんかじゃありません!」
「だまれ!勝手に物事を発するな!」
パンっ!!
「痛ッ」
右頬に強い痛みが走った、私はすぐに殴られたのだと察して殴られたところをおさえ騎士を睨んだ
「こらこら、いくらスパイの可能性はあるといえどこの方は女子(オナゴ)ですよ。あまり乱暴なさらずに。しかし、とりあえずエリ様にはご報告しておきます。」
「はっ!!」
執事の様な人は落ち着いた口調で喋ると奥の扉の方へ消えていった。
