羽根を持つ日まで


「ハァハァ……もう、どこまで行くの…………」

そろそろ私の足も限界……、、もうついていくのを諦めようとしたその時






ガクッ……





ふらついていた足がなにかの拍子に踏み外してしまい大きな穴のようなところに落ちてしまった



「……いった…………。」



はあ。何してるんだろ……。


私ってほんと…運がないというかなんというか…………

って、、、





「ここどこ!?」




顔を上げるとさっきいたとことは全く違う、、少し薄暗い野原のようなところに寝そべっていた。これには流石に恐怖心を覚え……すぐに立ち上がった私はとりあえず辺りを見渡し走った


「もうっ……ここどこよ……」



しばらく走っているとぽつぽつと明かりが見えてきた


「街……?」

走るスピードを落とし街に向かって歩いていくと
まるでどこかの国の昔話のような、レンガや石でできた家々がたち並んでいた


そんな光景を思わず立ちすくんでみていると……


「おい!」


ビクッ……!!
急な声にびっくりしながら振り返るとまるで騎士の様な格好をした人に威嚇をしたような目でジッとみられていた


「は、はい……なんでしょうか……」

恐る恐る返事をした


「お前…どこの国のものだ。妙な格好をしているな」


妙なって…私から見ればあなたも十分妙な格好ですけど、、




「どこの国?えっと、どこの国っていわれても……」