そうだよね……せっかく早く終わったんだもん。沙愛も皆と遊びたいよね…。








なんだか…………やっぱり少し……







「寂しいな……」






ポツリポツリと地面に涙がおちた。










本当は……本音をいうと…………沙愛みたいに周りの人から好かれたり、慕われたり、、堂々と前向いて歩いてみたい…………。





でも、それが出来ない不可のない自分が悔しくて憎くて堪らない。


私はただ、周りを羨んで生きていくしか……無いのかなぁ〜…………




少し経って、こんな泣き顔をお母さんに見せて心配させるわけにはいかないと思った私は、ただただ知らない道を何も考えず進んでいった。


すると。




「わあ……。」

思わず感嘆をあげてしまった。だって。目の前にまるで入って下さいと言わんばかりの草木がおおい茂った森(?)の入口があったのだ。

何故だか冒険心をくすぐられた私はスーッとその森に入っていった。