ワガママセンセイ

 わずか十秒程度の会話。


 いつもこんな感じ、と言えばこんな感じかもしれない。


 まったく苦にはならないけどね。


 一口ご飯を口に入れて、橋本先生の後ろ姿を目に入れる。


 大きいなぁ……。


 ぼんやりと考えていると、私の視線に気づいた橋本先生が、不機嫌そうな顔で私を見る。


「橋本先生」


「あ?」


 灰皿に火を消したタバコを入れて、気だるげに橋本先生が返事をする。