*** 六時間目が終わるチャイムが鳴って、今日最後の授業が終わる。 皆一斉に立ち上がって、帰る支度を始める人もいれば、部活へ行く準備をする人もいた。 私はいつも通りバスケの練習があるので、カバンに教科書をしまってから体育館へ向かう。 「岸さん」 人で溢れた廊下で私のことを呼んだのは、隣のクラスの西沢清彦君。