私の予想通り、





「休むと店はまわらないし

やっていけないのわかるでしょ。


週1でもいいから出てほしい。


本当にあなたがいないと困る。」




辻本店長には、そう必死に説得された。







このラウンジは

こんな私でも輝けることができて

周りに頼りにされ、必死に頑張れる

とても大切な私の居場所だった。







そこを自ら離れるというのは

とても寂しいことだった。







蓮が理由で休むことにしたわけでは

なかったのだが、辻本は、



「蓮のことで思い詰めていない?」




「何かあったらいつでも言ってな」





と、さりげなく言ってくれて、

その気遣いに、その優しさに、





やっぱりここを離れたくない

頑張りたいという

気持ちが一瞬、頭によぎったが、





現実問題、私の体がついていかない。










勉強だってしなければいけないのに、


体を壊してしまったら元も子もない。