内容はざっくりと、 「迷惑かけてごめん 今は、鑑別所にいる 早く絵里奈に会いたい」 といったようなことが綴られていた。 そして最後の行には 鑑別所の住所が書かれてあり ここに手紙を送って欲しい、と。 それから、ほぼ毎日のように手紙を送った。 蓮との手紙のやりとりは 確実に私の心を支えていた。 手紙は毎日お守りのように 学校持って行っていたし、 毎日自分の家のポストを見ては、 一喜一憂していた。