熱恋~やさしい海は熱砂の彼方~


「そーだな。自分でゆうのもなんだが、ふだんクールな俺が、けっこー凹んだもんな」

「ごめん…なさい……本当に…ごめんなさい……」

気がつくと声が震えていた。あたし、いつの間にか泣いていたみたい。

「もういいよ。疑いさえ晴れれば、それで俺的にはOKだから」

「ごめん……ホントにごめん……」

「もういいって。終わったことをグダグダ言うのは好きじゃねぇ。それよりさ」

「え…」

「それより、これからどうするんだ?」

「これからって…?」

「これから、なぎさはどうしたんだ?」

「あたしは……」

「うん」

「あたしは……」

「あぁ…」

「あたしは……」

「フッ」

電話の向こうで彼が笑った。