熱恋~やさしい海は熱砂の彼方~

航平くん、あれほど内緒だって言ってたのに、夢のハナシをしちゃったんだ……。

あたしは彼の意外なクチの軽さに閉口していた。

でも、よほどあたしが不安そうな顔でもしていたのか、彼女が付け加えていった。

「あ、心配しないでぇ♪ 夢のハナシは、みさきとなぎさちゃんと比嘉くんの3人だけの内緒ってことで、約束したからぁ♪」

「そっか…そーなんだ……」

彼女がどこまで3人だけの内緒にしていられるのかはスゴク心配だったけど、今は彼女を信じよう。いや信じるしかない。


「もし、なぎさちゃんの書いたケータイ小説が映画化されたら、みさき、ゼッタイ主役をやりたいから、そのときはヨロシクねぇ♪」

「うん、分かったよ♪」

「約束だかんねぇ♪」

「うん♪」

あたしにとって、みさきちゃんはやっぱり一番のなかよしみたいだ。


「それで、どんな感じの小説なのぉ? ちょっとだけでいいから、みさきにも読ませてぇ? ケータイ小説のサイトのほうを見ればいいのかなぁ?」