熱恋~やさしい海は熱砂の彼方~

「夏休みのあいだじゅう、ずっとメールや電話をしてたけど、ちゃんと会って話すことができなくて…でも今日はやっと会えて……」


「今まで会わなかったのは、お前が人目を気にしてたからだろ?」


「そうだよ、だから……だから、もし、このまま下に降りちゃうと、また今までみたいに遠くから見てるだけで、メールや電話しかできない状態に戻っちゃいそうだから……」


「………」


「あたし、勇気を出して告白します…」


「………」


「あたし、あなたのことが好きです…」


「………」


「ずっと…ずっとあなたが好きだったんです。だから……だから、あたしと付き合ってください。あたしとお付き合いしてください」


こんなこと、あたしが言えるなんて。

劣等感のかたまりのあたしなんかに、こんなにも勇気があるなんて。