「あれっ!みーづーきー!」
「うわ、出た、優子…」
飲み物を買いに行った武志を待っていると、前述の同僚・優子とバッタリ。
「どうしたの~?あっ、まさかデート…?彼氏!?」
「あーも、うっさい!別にいいでしょ、デート位…」
あ。
私、ちゃっかり彼氏出来た宣言してませんか…?
「わぁ~っ!美月、彼氏出来たのね!だ・あ・れ?」
「やだ」
「えー美月のケチ」
「ケチで結構です」
教えるわけがない。もし先生中に広まったら…恐ろしい。
ダメよ武志、今は戻ってきちゃダメ…!
「美月~カフェオレ買ってき…げ、市原先生… 」
あっちゃ~…。
「美月の彼氏って…荒木先生ということでよろしいんですね?」
「「はい…」」
優子にバレたら、もう終わりのようなものだ。あぁ、どうしよう…。
だが、優子は予想外の反応をした。