(章としては夏に移ったが、私が自分のプライベートな話だけをしてしまったので、そろそろ「教師っぽい」話をしよう)

彼との出会いから一週間後、今度は39人の子供達との出会いがあった。入学式である。
四組の子達は、みんな優しそうな顔をしている。
まあ時々、私と荒木先生とをからかってくることもあるが…。
しかも、それが三組の子と合同であると余計に恥ずかしい。
ごめんねみんな、私達、付き合ってないよ。

そして授業が始まったら、みんな私達をからかう余裕もなくなってしまったようだ。
そりゃあそうよね、中学校では国語も難しくなるし。
でもやっぱり、難しさにも負けずみんなちゃんと勉強していたようで。
中間での国語テストの満点が、うちのクラスから6人も出た。
別に問題が簡単だったわけではない。…と思う。
とにかく、担任としても国語教師としても嬉しいのだ。

7月の期末テストでは、学年10番までに四組から4人が入った。

結論を言うと、四組というクラスはとても頑張り屋で優しい子が集まっている。
前述の通り、恋愛ネタでのいじりは激しいが…しかも最近、グレードアップして復活してきたし。
夏休みが終わったら、また冷やかされるんだろうなぁ…。