『お客様にご連絡いたします、ただいまからイルカショーを開催いたします。』

イルカ!

見たい見たい!

「イルカみる?」

新が私の心を見透かしたように聞いた

私はコクンと頷く

「会場近いから良いとこ空いてるかもね。」

新は会場までの道を歩く

「イルカ好き?」

疑問に思ったのか新が聞いてきた。

「うん、好き。どうして?」

「なんか、はしゃいでたから好きなのかなと思って。」