「う~ン・・・。」
マドカはしばらく考えて、そして私に向かってにっこり微笑んだ。
「私はユイカとだったらどんな部でも入っちゃってたかも。」
うわ、これまた嬉しいこと言ってくれちゃって。
さっきのイライラはすぐに吹っ飛んだ。
「へー、マドカちゃんとユイカってそんな仲良いんだ。」
マサキは妙に納得したような顔で頷いた。
見りゃわかるだろって。
って思ったけど、そのまま言葉を飲み込んだ。
「中学の時はいつも部活の後、うちの前でおしゃべりしてたよな。よくそんなけ毎日会ってて話すことがあるもんだって感心してたよ。」
兄はようやく穏やかな表情で笑った。
「何話してんの?そんな毎日。」
マサキがマドカの方を向いて尋ねた。
「先生の悪口とか、バスケの話とか、どこのお店のケーキがおいしいとか、誰に告られたとか・・・」
「誰に告られた??って、告られるなんて、もちろんマドカちゃんオンリーの話だよな。」
マサキは急に身を乗り出して食いついた。
マドカが困ったように私の方を見る。しょうがない、助け船出すか。
「もちろん、マドカオンリーの話だよ。」
「そりゃそうだろって。わかってたけど一応ね。」
マサキはそう言いながら、ケタケタ笑った。
久しぶりにこうしてマサキと食事をしてる。
小学生の頃からの私への悪態は健在だった。
今は緊張やドキドキを通り越して、あまりにひどいマサキからの悪態に自分が情けなくなってきた。
ちょっと突かれたら、すぐ泣けそうなくらいに涙が目の奧でその時を今か今かと待ち構えている。
「・・・悪かったわね。誰にも告られてなくて。」
そう切り出した後、自分でも驚くほどはっきりとマサキに言った。
言い放ってしまった。
「そんなだから、嫌いなのよ。マサキのこと。」
マドカはしばらく考えて、そして私に向かってにっこり微笑んだ。
「私はユイカとだったらどんな部でも入っちゃってたかも。」
うわ、これまた嬉しいこと言ってくれちゃって。
さっきのイライラはすぐに吹っ飛んだ。
「へー、マドカちゃんとユイカってそんな仲良いんだ。」
マサキは妙に納得したような顔で頷いた。
見りゃわかるだろって。
って思ったけど、そのまま言葉を飲み込んだ。
「中学の時はいつも部活の後、うちの前でおしゃべりしてたよな。よくそんなけ毎日会ってて話すことがあるもんだって感心してたよ。」
兄はようやく穏やかな表情で笑った。
「何話してんの?そんな毎日。」
マサキがマドカの方を向いて尋ねた。
「先生の悪口とか、バスケの話とか、どこのお店のケーキがおいしいとか、誰に告られたとか・・・」
「誰に告られた??って、告られるなんて、もちろんマドカちゃんオンリーの話だよな。」
マサキは急に身を乗り出して食いついた。
マドカが困ったように私の方を見る。しょうがない、助け船出すか。
「もちろん、マドカオンリーの話だよ。」
「そりゃそうだろって。わかってたけど一応ね。」
マサキはそう言いながら、ケタケタ笑った。
久しぶりにこうしてマサキと食事をしてる。
小学生の頃からの私への悪態は健在だった。
今は緊張やドキドキを通り越して、あまりにひどいマサキからの悪態に自分が情けなくなってきた。
ちょっと突かれたら、すぐ泣けそうなくらいに涙が目の奧でその時を今か今かと待ち構えている。
「・・・悪かったわね。誰にも告られてなくて。」
そう切り出した後、自分でも驚くほどはっきりとマサキに言った。
言い放ってしまった。
「そんなだから、嫌いなのよ。マサキのこと。」



