私達は大抵いつも5人で固まってる感じかな。
『てか、このチーム最強だと思うよ?』
雅の言葉に夏帆が頷く。
因みに夏帆もバスケ部。
だから、残りの3人で応援行くのもしょっちゅう。
『そう?』
『やっぱ私だけできないじゃん……』
雫が首を傾げて、桜がため息をつく。
『雫と桜の身長があれば、ボールとれるし。
私と夏帆と小春でシュートは決めれるし』
……まぁ、そう考えたら確かに最強かもしれない。
『……そーだ、桜。
あんた身長何センチだった?』
『私? 170だったよ』
『……私の負けか…』
『雫は??』
『私は168よ?』
聞いての通り、桜は身長を生かしてバレー部に入ってる。
雫も誘われてたけど、私が部活に入らなかったから雫も入らなかったんだよね。
……勿体無い。
