……間に合ったんだね。
『今日は各チーム対抗戦にするから。
順番はジャンケンでもして決めて、試合を始めてください』
先生のその言葉に各チームのリーダーがジャンケンしに前に集まる。
……うちのチームは確か雫がリーダーだったはず。
『ごめんっ、負けた……』
私達のところに戻ってきた雫は、両手を合わせてみんなに謝る。
『別にいいよ! 最初の方が動きやすいし‼︎』
そう言ったのは、バスケ部でショートカットの雅。
『小春!!!! 今回は負けないんだから!』
『私だって雅に負けないように頑張るよ!』
毎回、バスケの時にはどっちが点数を多くとるのか勝負してる。
『バスケかーっ、、、私、あんまりできないや』
そう言って笑った桜。
『なーに言ってんのよ桜。
あんた結構出来るじゃない』
桜に突っ込んだのが、夏帆。
この5人が私のチームのメンバー。
