放課後ー

保健室に私は保険医を呼びに来た。

スタンバイは出来てるようで、私と保険医は職員室に向かって歩き始めた。

ー職員室

「よく来たな~って、光月先生も一緒ですか…」と担任は言った。

「河野さんから一緒に行って欲しいと頼まれたんですよ。同伴してもよろしいですか?」と保険医は言って、ニコッと笑った。

イケメンさんだぁ~。先生モテるんだろうな…ってそうじゃなくて…私、何考えてるのよ!

「構いませんよ…こちらへどーぞ」と言って通されたのは…職員室にの隣にある普段あまり使われない部屋…。

そして私たちの三者面談が始まった。

「…」無言。誰一人言葉を発しない。

ダメじゃん!!これじゃ…。

「あの!」と私は勇気を振り絞って先生に声をかけた。

「なんて声かけていいか、わからなくてね…」と担任は言った。

「…私、もう大丈夫なので!!岬先輩とみよりが私を守ってくれてて…」と私が言うと、

「ムリはすんなよ!何かあったらいつでも言いなさい。良いこと教えてあげよう、バスケ部の男子達、キミを待ってるらしいよ!早く逢いたーい、応援して欲しいって…だからちゃんと行ってやって。完全復帰までもう少しかかるのかもしれないけど」と担任は教えてくれた。

私は嬉しかった。

もう少し時間はかかると思う、それでも確実に回復に向かってる。

私たちはしばらく話した後、職員室を後にした。

そして、私と保険医は廊下を並んで歩き出した。

でも、私たちどちらも無言…。

保健室に着いた私たち…。私はとりあえず、先生お礼を言って保健室を出た。

そして、今日も体育館に向かった。

皆の練習を見てるだけなのに…体には力が入る。

けど、だいぶ吐かなくはなった。

見ていられる時間も長くはなった。けど、やっぱり頭は痛む。

フラッシュバックも無いことはない。

それでも私は体育館にいれるようになっていた。

免疫がついてきたのかもしれない…。

復帰までもう少しかな?


そんなことを想い、ただボーと見つめていた。