五時間目の体育…。

バスケだった。何で?何でこんなときに…また私の傷をえぐるの?他の種目あるでしょ…。

楽しみにしてたはずなのに、私は体育館に迎えず、保健室にいる

「…河野…さん?」と保険医に声をかけられた。

「…先生!?」私はかなり驚いてしまった。

「久しぶりだね。もう大丈夫?」と優しく聞いてくれる先生。

「はい。一応…」と私は答えた。

「少し話そうか…」と先生は言うと、私の近くに椅子を置き、座った。

「…」私は黙る。

保険医は、たくさん話してくれた。

みよりや、岬さんが私が来れなかった間に奮闘してくれたことを。

みよりは教室で大演説をした。

私が孤立して、辛い想いをしないように…

みよりの優しさが嬉しくて…でも、少し申し訳なくなる。

岬さんは、ファンクラブの子たちを一人ずつしめた。そして、男バス、女バスの人たちに私のことを伝えてくれた。

皆はそれを聞き、応援しサポートしようって思ってくれてる…。

そんな話を保険医から私は聞いたのだった。

「…先生、私、今日放課後担任に呼ばれてるんですけど、一緒に面談受けてもらえませんか?」と私が言うと、快諾してくれた。

保険医と私は放課後に先生と面談を受けることになった。