sweetlove

月日が流れ、冬になった。

相変わらず、私と拓斗さんは恋人のまま?

試合が近づき、練習もハードになる。

拓斗さんは、私の練習を見に来てくれるようになった。

そしたら、あんなに岬さんにキャーキャー黄色い歓声を上げてた先輩らも、拓斗さんを見ているのはわかった。

けど…さすが、岬さん。めっちゃカッコいい!

ある日、放課後の校舎裏、

岬さんはコクられていた。辛い気持ちは少しあったものの、笑顔でおめでとうって言えた。

岬さんとその子は付き合うことになった。

どうか、その子が私のようにいじめられて苦しみませんように…

心からそう祈った。

二人がうまくいき、いちゃついているのを見ても、私は大丈夫だった。

拓斗さんのおかげかもしれない。

もうすぐ、試合だし、気合い入れてかなくちゃ!

私はみよりと皆と共に大奮闘した。

涼との約束を果たす為に。

みよりは泣きながら、もうやだ~とか言ってる。

ダイチさんは、優しくみよりを励まして、みよりは頑張れる‼と言っていた。

もちろん私だって、皆に支えられ、頑張れてる。

最近の力はほとんど、拓斗さんのおかげなんだけど。