「みずきー」と私に手を振ってくれるみより。

みよりもだいぶ馴染んでるわね。元々運動神経いいのね。初めてだったなんて思えないくらい上手い。

私も笑顔で、手を振り替えした。

そしたら、皆笑ってる。熱気も一気に上がった。

更なる練習は始まった。私は苦しく
なり…ついに体育館を出た。

けど、今日の成果は…1時間半も練習を見れたこと!!

私は保健室で休みながら保険医にその話をしていた。

「復帰までもう少しだね…」と優しく言われた。

私は頷いた。

その日、帰り際に岬さんが迎えに来てくれて、私達は一緒に帰った。

復帰まで時間の問題かな…って思う。

もうすぐ試合…

実は楽しみにしている。

試合当日ー

私と岬さんは観覧席にいる。

すごい熱気に包まれた会場…響き渡る声とボール、バッシュの音…

私の体は小刻みに震え始めてる。

ー頼む、持ってくれー

そう願った。

試合は始まった。ウチらの試合はまだもう少し後のようだ。