「はるちゃんは、今は美音との記憶はある。」


え?今なんて...


「え?」


「そーなるよね笑。はるちゃんのお医者さんに言われてたの。」


「.....。」


「はるちゃんを地元に戻してみるといいって。そしたら1ヶ月もしないうちに記憶はよみがえるはずだって。」


「で、でも。私のこと覚えてないって...。」


「なんでそんな事言ったと思う?」


「ホントに覚えてなかったから...。」



「違うよ?笑。はるちゃんは優しいから、今になって思い出して、美音を傷つけた事を後悔してる。だから、思い出してないふりしてるの。」



「じゃ、あ...愛羅を好きって言ったのは?」


「そんなの、美音を好きじゃないって言う口実になるからよ。」


「そんな...。」


「会いに...行かなくていいの?」


「でも、もう帰ってるんじゃ。」


「家。はるちゃん今日1人なの。行ってあげて?」


「ありがとう!愛羅!」