「あっま」 なんでこんなものを買ってしまったんだ。 一口で十分すぎるこの甘さ。 それでもすごく幸せそうに あいつは頬張っていた。 クレープをやっている教室の前を通り べつに食べたかったわけでもないのに 買ってしまった。 「後で仁に食わすか」 携帯を確認するが着信履歴もメールもない。 携帯すら見てないのかあいつは。 「受付がさぼってていいんですか?」 え? 見上げた目の前にいたのは 連絡一つ返さない女。