「先生!隼人を助けてください!先生!!!」

そのとき、握っていた手に少し力が入った。


「はぁ…はぁ…り…つ…」

「隼人!」

少しずつ目を開ける隼人。


「ごめんね遅くなって…教授につかまって…」


「り…つ…はぁ…まって…た…はぁ」


「公園行こうよ!
今日も行こうって言ったでしょ!」


「はぁ…り…つ…俺…まだ…したいこと…
まだ…いっぱ…い…」


「うん、うん、全部しよう、全部全部やろうよ!
したいこと全部やろう!なにしたいの?
どこ行きたいの全部……隼人…隼人!!!」