「あぁ、お前か…」 お父さんは一瞬だけムッとした顔をしたが すぐにわたしの方をみて 「梨津のことよろしくな」 なんて言うから本当に驚いた。 妹を返してわたしはたぶん ちゃんと笑えてたと思う。 少なからず、泣いていたけど、笑っていたと 思う。 「また、妹に会わせてね」 なんて言えたんだからきっと笑っていた。 去っていく三人家族の後ろ姿は 幸せオーラが出ていた。