「梨津!」 「柚葉、おはよう」 「遅刻とはさすがですね」 もう髪を染めたことで担任から こっぴどく叱られていた柚葉もさすがだよ。 「あたし、梨津に出会えたことだけが この学校に来てよかったよ」 扉が開かれ今まさに入場しようとしてるとき 柚葉がとびっきりの笑顔で言ってきた。 「わたしもだよ」 ちゃんと今、ここに立っているのは きっと、柚葉がいてくれたおかげだよ。