「母さん、朝から泣いててびびったよ」 「え!?なんで?」 「俺が高校卒業するなんて 思ってなかったんじゃねぇのかな」 …そっか。そっか。 心の中で返事をして わたしもギュッと握り返す。 「お前らは…卒業式の日も遅刻か」 最後の最後の日まで生徒指導の先生から 呼び出しされるとは思ってもいなかった。