あれから二、三日で隼人は退院した。 「梨津、いいから座ってろって」 「いいの」 宰我家のクリスマスパーティーの準備を 手伝っている。 と言っても隼人のお母さんの作った料理を 運んでいるだけ。 「あの…説得できずすいませんでした」 「え!?あ!いいのよ梨津ちゃん! こっちこそあんなこと言って 本当にごめんなさい」 キッチンで盛り付けをしているお母さんは 病院で泣き崩れていた人とは別人だった。