「梨津」


名前を呼ばれまた彼の目を見れば
もうその目から離せなくなった。


「梨津」


名前を呼ばれているだけなのにそれだけで
体が勝手に興奮している。


「大丈夫だから」


俺の体は大丈夫だから。
そう聞こえた。


本当に大丈夫なのかわからない。
でも、わたしは全てを彼に任せた。