「じゃあもう一回」 「バカ」 そんなことを言いつつしっかり手を握って 帰っているわたしもきっとバカだろう。 「りーつ」 「ご褒美って言ったくせに」 「ご褒美だっただろ? 俺にとってもだけど」 「自分のご褒美を自分で作るとか…」 「じゃあ、梨津がくれるわけ?」 だいたい、なにに対してのご褒美。