"ここで待ってる" 本当に待っててくれている。 バトンを強く握りしめ最後の力を出した。 ゴールまで数メートルのところで相手を抜き 白テープを切ることができた。 でも、わたしのゴールはここじゃない。 その先に手を広げて待っていてくれる隼人に わたしは飛びついた。 「ハハハ!さすが梨津かっこよすぎ!」 力一杯抱きしめてくれる隼人にわたしも 力一杯抱きしめた。