また君に会いに行く




みんながそっちに目を向けつられて
自分もそっちを見る。

げっ。変人野郎。


「隼人おっせぇよ!こっちこっち!」


相葉が扉の所に立っている遅刻男を呼ぶ。

「え!?宰我くんも実行委員?意外だね」


小馬鹿にした言い方で柚葉が言った。

前に座る変人野郎。



いきなり運命信じるかとか聞かれて
危機を感じて逃げてしまった。

職員室で再会したときも正直びっくりした。



「そっか隼人と森は去年同じクラスか!」

温かそうな卵焼きを頬張る相葉をみて
また一口食べようとしたおにぎりの
手を止めた。