また君に会いに行く







「今日、体育祭だって
カレンダーに書いてあったから」


「…人の部屋勝手に入ったの」


「いや、ちがうよ!
ちがうくないけど…ちがうよ!
掃除しようと思って…」


入ったに変わりない。


「いや、その、だから、これ!」


いきなり出てきたのはピンクの袋に包まれた…


「お弁当作ったから…間に合ってよかった」


少し照れくさそうにしている京弥さんに
こっちまでなぜか恥ずかしくなる。