おかえりと言いながらお兄さんの分の ご飯をよそうお母さんの姿に 物語でも見ているのかなと思った。 そうこうしている間にお父さんも帰ってきて 宰我家の中にわたしが入る形になった。 「隼人の彼女?」 「ちょっと絢人! お母さんが聞こうと思ってたの!」 「え!隼人の彼女なのか!」 「う、うるせぇよ三人とも」 絵に書いたような家族だった。 お父さんもこれを望んでいたのかな。 人生やり直す。今までの人生がそんなにも 嫌だったのかな。