「あたしも嫌だなー。なんやかんや
一年も二年も走ってるって言うのにさ」
「だいたい、あんなの不公平じゃん。
わたしは一年はさぼったし二年は
くじだったのに」
べつに運動が得意なわけじゃない。
なのに普段走ってもないのにそんなの無理。
「ま、決まったものは仕方ない。
梨津、今年さぼったらあたしキレるよ」
下駄箱から靴をとりニヤリと不敵な笑みを
浮かべながらそう言う柚葉は少し、いや、
かなりこわかった。
校門には既に二人の影がみえた。
「よし!それでは初のダブルデート
いきますか!」
テンションがいつもの倍は高い相葉に
後でお礼を言わなきゃと思った。

