「柚葉…昨日は本当に…」

「ん?なに?昨日?あーなんだっけ?
もー、あたしは恋のキューピットだから
とりあえず、ジュース奢ってね?」


久々に会ったクラスメイトの顔は
いつもより明るく見えた。


担任のうるさい声は元気よく聞こえた。


「じゃあ、今から体育祭の
種目エントリー決めます」


休み明け行事、体育祭。


すっかり忘れていた実行委員も
柚葉によって思い出した。


前に出てるだけで柚葉が全て進めてくれる。