わたしの代わりに殴られた彼は 痛そうに床に転がる。 舌打ちをし出ていったお父さんは またなんで帰ってきたのかわからない。 「止めなくてもお父さんはわたしを殴らないよ」 「え、そうなんだ。いってぇ」 口の端から血を流す彼になぜだか笑った。 「え、なに?笑うとこ?ひどくない?」 「寝癖」 お父さんの家でもあるのにその本人が いたら違和感があるのにこの男がいても もう違和感がない。