「はるちゃんがすきなんだ。」
はるちゃん……って、
私……?
だよね、。
うん、
え!?
待って、なに。
告白、され、え……!?
頭がぐっちゃぐちゃになる。
「あー、ごめん、大丈夫?いきなり、告ったから、」
ブンブンと私は首をふる。
「私!あ、はるなお先輩、が好きです!」
勝手に言葉が出てきたの。
はやくはやく、返事が欲しい。
なんて、おもって、
「あ、ぇ……、嘘、……え。」
はるなお先輩も困惑の表情をうかべる。
ん、あ?
あれ、両思い……?
んんんん!?
りょ、りょ、両思いだ!!
「は、はるなお先輩っ!両思いですか!?」
鼓動がはやくなる。
どき、どき。
「ぷはっ!そうだね!あははっ」
はるなお先輩はなにが面白いのか笑い出す。
うぇ……?
「あー、ほんと、……。はるちゃんは俺のことただの先輩としか思ってないんだなーっておもって諦めてたのに、」
とくん。
それ、一緒だ……。
「わ、私も、諦めてました。なんで、チュ、…チューするんだろうってモヤモヤして…。」
こんな嬉しいことあるのかな。
はるなお先輩の腕はゆるめられ、やっと開放される。
かおをあげると、はるなお先輩の瞳がすこーしキラキラしてた。
「え!?泣いてるんですか!?」
そんなことをいう、わたしの頬はビッチョビチョだったけれど。
「うるさいなあ、はるちゃんこそ泣いてる。」
はるなお先輩は極上の笑みで笑う。
そして、
「はるちゃん、付き合ってください。」
そう、静かに言った。
「はい!!」
そう私が言うと、
君は─────────。
ほら、笑顔。

