ポチポチ。

うぅ……。

私【こんばんわ。】

はるなお【こんばんわ、どうした？】

…ふぅ。

ドキン、ドキン。

私【明後日のお祭り行きませんか？】

……。

返事こない。

嫌なのかな。

なんか、すっごい不安だ。

ピロリンっ

きた！

はるなお【喜んで。じゃあ、明後日の7時、はるちゃん家に行く。】

喜んで、だって…。

キャーっ

嬉しい。

私がニヤニヤしてると、

妹のなっちゃんが

「おねえちゃん、ニヤニヤ、気持ち悪い」

って言ってきた。

「あ、なっちゃん。明後日の夜、少しだけ1人でいれる？」

「うん！いいよぉ」

なっちゃんは天使の笑みをうかべた。

よし、頑張ろう。

明日はもあと浴衣、買うんだ。

楽しみ。

〜〜

「もあ！おはよう！」

今日はもあと浴衣を買いに来ました！

「おはよ、それじゃいこっか！」

「うん！」

楽しみだな！

カワイイの買えるといいなぁ。





浴衣の店到着。


「こ、これ可愛い！」

私が一目惚れしてしまったのは、

紺の生地に、白やピンクのお花が描かれ、帯は黄色の浴衣だった。

落ち着いた感じだけど、鮮やかな色使いがとても可愛い。

「絶対これにしよう。」

下駄もお花がついた白のものを買った。

もあは白の生地にストライプの線がはいった大人っぽいものを買っていた。

浴衣買ったし、いよいよだな。



お店をでて、私たちはフードコートでアイスを食べていた。

「はい、はる。」

もあは小さなラッピングされたものを渡してきた。

……？

それを開けると、

かわいい髪飾りが入っていた。

かわいい！

「それあげる、明日、頑張んなよ！」

もあはニッと笑う。

「もあ……。ありがとう！」

もあがいてくれて良かったな。

もあがいなかったら、なんにもできなかった。

全部、全部、もあのおかげ。



明日だ。

はやく、会いたい。