「よし、着いた。」

「ご、ごめんなさい!ありがとうございました!」

た、たすかった……。

「んーん!こちらこそごめんね。」

私たちは校舎に入ると、2階と3階で別れた。

教室にはいると、もあはニヤニヤ顔。

「お、はよ?もあ。」

なに、にやにやしてんだろ?

「もぉ、やばいね。はる!」

「え!?」

「朝から有名人ねぇ!」

ど、どゆこと……??

有名人?

私がっ?

「はるなお先輩と2人乗りだって?」

ハッ!

そういうことか。

「話、聞かせなさいよぉ。」

「なんかさ、朝に……」

私は全部話した。

「へぇ、はるさぁ、両思いなんじゃない?」

真面目に言うもあ。

「え、それは、ないよ…。」

「私ははるとはるなお先輩は付き合えると思うけどなぁ。」

ひんやりとした風が頬をなでる。

はるなお先輩の"スキナヒト"。

それは、1番きになること。

レンカ先輩なのか。

他に誰かいるのか。

当然、私じゃない。

はっきり言われたもんね。

"先輩後輩""友達"の関係だ、って。

かなしくなっちゃうなぁ。

はやく、お昼が来てほしい。

あの時間だけははるなお先輩が、私をまっすぐとみつめてくれるから。

〜〜

がちゃっ。

「きたきた、はるちゃん!」

「こんにちわ!」

今日はサンドイッチ!

はるなお先輩が購買で買ってくれた。

私はしたに座って、サンドイッチの袋をあける。

「あっ。」

はるなお先輩から声がもれた。

?、と思い顔をあげると、

あちゃーっていう顔をしてた。

「メロンパン買えばよかった!」

「えっ?」

「メロンパン美味しいんだよ〜」

え?

なになに。

「こ、今度、さ、お出かけしてメロンパン食べよ?」

しらじらしく言うはるなお先輩。

えっ。

お出かけ……???

「ふたりで。」

はるなお先輩はそうつけたした。

「え、っと……は、い。」

誘われ、たんだよね?

なんか、なに。

嬉しい。

「遊びたい、です……」

「う、うん、俺も!」

はるなお先輩……。

胸がすっごくドキドキします。

顔があつくなります。

もっと近づきたいって思います。

キスをしたいって思います。

好き同士になりたいです。

そう思うのは、



私だけ、なのかな……?