はるなおside
中二の時、俺にははじめての彼女ができた。
ふわふわでちっちゃくって、まもりたくなるような子。
別に、その子に恋をしていたわけじゃないけど、告白されてOKしてしまった。
飯豊 蘭。
中学校のなかでも可愛いほう。
お弁当は一緒に食べるし、ときどきデートにも行ったんだ。
バスケ部だった俺はマネージャーであるランと仲良く交際を続けていた。
ある日。
ユニフォームがボロボロにちぎられていた。
背番号なんて、跡形もなく。
誰だ。と思ってみんなに聞くと、
ランが、
ツキヤ先輩に寄り添って、いた。
俺は驚いて、
息も、心も乱さず、「なに、した?」と聞いた。
ツキヤ先輩は、「俺のランちゃん奪わんでくれる?」
と冷たい目線をはなった。
ボロボロのユニフォーム。
部長であるツキヤ先輩。
俺は、大きな試合に出してもらうことはなかった。
ーー
こんなことが昔あって、女ってやつは信じられない。
ただ。
はるちゃんはちがう。
まっすぐ、やわらかく、透き通ったような女の子。
俺は、変わった。
レンカに恋をしていた頃はなんだか気分もしっとりしてたけど、はるちゃんは、楽しくなる。
何が何でも、この子を守る。
そう決めたんだ。
だから、はるちゃん、俺を男としてみてくれませんか。
君が俺をどう思おうと。
中二の時、俺にははじめての彼女ができた。
ふわふわでちっちゃくって、まもりたくなるような子。
別に、その子に恋をしていたわけじゃないけど、告白されてOKしてしまった。
飯豊 蘭。
中学校のなかでも可愛いほう。
お弁当は一緒に食べるし、ときどきデートにも行ったんだ。
バスケ部だった俺はマネージャーであるランと仲良く交際を続けていた。
ある日。
ユニフォームがボロボロにちぎられていた。
背番号なんて、跡形もなく。
誰だ。と思ってみんなに聞くと、
ランが、
ツキヤ先輩に寄り添って、いた。
俺は驚いて、
息も、心も乱さず、「なに、した?」と聞いた。
ツキヤ先輩は、「俺のランちゃん奪わんでくれる?」
と冷たい目線をはなった。
ボロボロのユニフォーム。
部長であるツキヤ先輩。
俺は、大きな試合に出してもらうことはなかった。
ーー
こんなことが昔あって、女ってやつは信じられない。
ただ。
はるちゃんはちがう。
まっすぐ、やわらかく、透き通ったような女の子。
俺は、変わった。
レンカに恋をしていた頃はなんだか気分もしっとりしてたけど、はるちゃんは、楽しくなる。
何が何でも、この子を守る。
そう決めたんだ。
だから、はるちゃん、俺を男としてみてくれませんか。
君が俺をどう思おうと。

