ピロリンっ

言ってた通り、夜にはるなお先輩からラインがきた。



はるなお【レモンティー。】

私【はい?】

はるなお【ありがとう。】

私【はい(*^^*)】

はるなお【また、今度おごる!】

私【大丈夫ですよ!】

はるなお【うるさい笑笑】

私【ひどいです〜!笑笑】

はるなお【寝なさい。】

私【はい。笑笑】

はるなお【また明日ね。おやすみ】

私【おやすみなさい(-_-)zzz】



可愛い絵文字をつけたして最後に送る。

なんか、前と違う感じがする。

最初は、レンカ先輩ラブって感じだったけど、最近はちゃんと私のことを見ていてくれてるんだなって。

私は布団に潜り込んで静かに目を閉じた。

〜〜

【おはよう!今日は卵焼き〜】

【おはようございます。了解です^o^】

朝からライン。

カップルみたいだなぁ。

なっちゃんが学校へ行ってから私も家をでる。



「もあ、おはよ!…昨日大丈夫だった?」

もあは、少し、不安げな表情を見せた。

「あの、ね、コウスケ先輩に、告白されました。」

バッ!?!?

コウスケ先輩!?

えっえっえっ。

「ココココココ、コウスケ先輩!?」

スポーツ男子だから好きな人とかいないと思ってました!

「うん…。昨日に…。そんな苦しい顔するくらいなら俺にしない?って言われて…!」

「そっ、そうなんだ…。」

やっぱりモテる女は違うなぁー。

「私、どうしたらいいんだろう…?」

もあは頭を抱える。

「もあ。単純だよ、もあはこの恋を忘れたいの?」

私がきくと、もあはコクンとうなづいた。

「コウスケ先輩、いい人だよ。」

私はそう言い残して自分の席に座る。

そっかそっか。

そんなことがあったんだ。

フワフワと爽やかな風が気持ちよかった。

〜〜

ガチャリ。

「こんにちわ!」

「あ、レモンティーだー。はい、これ。」

ん?

手渡されたものはミルクティーだった。

「おいしーよ。」

「…、ありがと、うございます。」

嬉しかった。

あなたが誰を好きでいようとも私をみていてくれてたことが。

「卵焼き、どうぞ!」

「ふふ、ありがとう。」

はるなお先輩はキラキラの笑顔を見せてくれた。